それでも紙の本が好き

あらすじ
昭和の面影が色濃く残る家。自宅で出版社を営む千紗子のもとに新刊の束が届く。本に駆け寄る娘の葵。二人は茶紙を剥がし刷りたての本の匂いを深く吸い込む。
人は本の世界に入り込んでいる時、どんな景色を想い描き、どんな体験をしているのか。傍目には、ただ本に没頭しているようにしか見えないその瞬間に、想像を超えるリアルな世界が拡がっている。
AI時代の今こそ届けたい、「紙の本」の温もりと存在感を描いた映画。
監督プロフィール
監督:上村雅代
株式会社英智舎代表。執筆家、シナリオライター。立正大学文学部哲学科卒。芥川賞作家・荻野アンナ氏の助手として文章の研鑽を積み、商業出版の世界で数多くの書籍を企画・制作してきました。ビジネス書や専門書の編集・執筆に携わる一方で、舞台やミュージカルの脚本も手がけ、物語を多彩な形で届けてきました。本作『それでも紙の本が好き』は、自身にとって初の映画監督作品です。
出演者
蓬莱舞 / 佐々木しほ / 和田 慎太郎
